離婚には手続きが必要で、
手順の無視はできないことから、
方法を確認して順番に1つずつ進めていくことが基本です。
まずは自分の気持ちを確認して、
本当にパートナーと別れたいのか問い掛けましょう。
曖昧なままで離婚を切り出すと、
後で後悔する恐れがありますから、
必要であれば信頼できる人に相談するのも良いでしょう。
気持ちが決まったらパートナーに別れを切り出し、
話し合いをして本当に別れるかどうか決めることになります。
喧嘩腰だと話が進まなかったりまとまらない可能性があるので、
あくまでも冷静にお互いの本音を伝えるのが賢明です。
離婚が避けられず、
具体的なすり合わせを行う段階に進んだら、
親権や財産分与について1つ1つ決めていきます。
浮気が発覚した場合は慰謝料の話し合いも不可欠ですが、
お互いが納得できる形で決着がつくようにしましょう。
子供がいる家庭では養育費も話し合う内容の1つですから、
この点も忘れないようにしたいところです。
これらの話し合いで解決を図る方法を協議離婚といい、
円満かつスムーズに手続きを進めるやり方です。
しかし、話が進まずまとまらない時は、
弁護士を立てて裁判をすることになります。
離婚調停は家庭裁判所が介入する問題解決方法で、
裁判に進む前に行われます。
つまり、裁判は最終的な方法ですから、
なるべく裁判になる前に話がまとまるのが理想的です。
離婚の話し合いが済んでも、
直ぐに別々の生活が始まるわけではなく、
引越し先を決めたり新生活の準備が必要です。
十分に準備が終わったら、
いよいよ離婚届に記入をしたり判を押して、
役所に提出することになります。
ここまで手続きを進めるには、
3ヶ月くらいは掛かりますから、
覚悟を決めて臨むことが求められます。
気持ちの整理と手続き上の合理的な取り決め、
その両方に取り組む必要があるので、
精神力や忍耐力が欠かせないといえます。
要は、公的な書類が受理されれば離婚が成立しますから、
手続き自体はそれほど難しくなく、
話し合いや取り決めの方に時間が掛かる傾向です。